NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、日本語で「非代替性トークン」という意味があります。
具体的には、デジタルのアート作品やゲーム内のアイテムなどに個別の証明書があり、唯一無二の価値が付与されているといったイメージです。
近年注目が集まっているNFTですが、その認知率は30.8%で、実際に保有している人はそのうちのわずか3.2%にとどまります。
筆者は、今後NFTが認知・所有される率は徐々に高まっていくと同時に、その価値も上昇していくと予想します。
この記事では、初心者の人にもわかりやすくNFTの購入方法を解説していきます。
購入方法
NFTを購入するための手順は次のとおりです。
- 暗号資産(仮想通貨)取引所の登録と口座開設
- 暗号資産(仮想通貨)を管理する「ウォレット」を作成
- NFTマーケットプレイスで欲しいNFTを探して購入
順番に解説していきます。
暗号資産(仮想通貨)取引所の登録と口座開設
NFTの取引に用いられる暗号資産(仮想通貨)はイーサリアムが主流です。
イーサリアムを購入できる代表的な取引所を紹介します。
取引所 | 手数料 | 取扱通貨数 | セキュリティ | 使いやすさ |
---|---|---|---|---|
BITPOINT | 無料 | 18種類 | 普通 | おすすめ |
DMMビットコイン | 無料 | 26種類 | おすすめ | 普通 |
コインチェック | 無料 | 23種類 | 普通 | おすすめ |
GMOコイン | 無料 | 24種類 | 普通 | 普通 |
ビットフライヤー | ビットコインのみ無料 | 21種類 | おすすめ | 普通 |
暗号資産(仮想通貨)ウォレットの作成
暗号資産(仮想通貨)取引所で購入した通貨は、ウォレットと呼ばれるデジタル上の財布に保管します。
ウォレットのおすすめは「MetaMask」です。PCのブラウザやスマホのアプリから利用することができ、利用者も多く使い勝手が良い点が特徴です。
ウォレットに暗号資産(仮想通貨)取引所の口座から通貨を送金しておきましょう。
NFTマーケットプレイスでNFTを購入
NFTマーケットプレイスでは、NFTの取引やオークションが行われています。
おすすめは海外のNFTマーケットプレイスのOpenSeaです。
OpenSeaは取り扱われているNFTの数が豊富で、購入したNFTは転売して稼ぐことも可能です。
ウォレットをOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスに連携して取引を行います。
NFTを購入するメリット
NFTは将来的に価値が上がる可能性もあるため、投資目的でNFTを購入する人もいます。
そのほか、単に所有や売買だけが目的ではなく、NFTには様々な活用方法やメリットがあります。
詳しく紹介していきます。
転売して稼ぐことができる
NFTは暗号資産(仮想通貨)や株などと同じように、時間の経過やそれに関連する情報の発信によって価格(需要)が変動します。
Beepleというアーティストが作成したアート作品「CROSS ROAD」は、当初約600万円で落札された後、そのわずか4ヶ月後に7億円で落札されました。
トランプ前大統領を風刺した動画作品であったため、大統領選挙の結果を受けて落札額が跳ね上がりました。
このように何かしらの要因で一気に価格が跳ね上がるような事例もあり、一攫千金を狙える点は魅力のひとつです。
NFTの活用方法が拡大している
NFTといえばアート作品のイメージが強いですが、ゲーム内のアイテムなどもNFT化されています。
そのほか、有形商品の所有権を担保するNFTや、コミュニティへの参加権を得られるNFTなど、様々な用途で利用されています。
暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術について学べる
NFTを購入するためには、暗号資産(仮想通貨)の入手やウォレットの作成が必要となることから、これらについて自然と学ぶことができます。
また、NFTや暗号資産(仮想通貨)に利用されているブロックチェーン技術は、今後数十年の間に革命を起こすと言われています。
ブロックチェーンとは、取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術のことです。
NFT購入時の注意点
NFTを購入する際には注意すべき点もいくつかあります。
難しい話ではないので、購入前にぜひ一読しておいてください。
販売価格は適正か
NFTには、定額販売とオークション販売との2つの販売方法があります。
定額販売は、基本的に売り手が自由に価格を設定することができます。そのため、購入時には販売価格が適正であるかを確認する必要があります。
購入したいNFTと同じアーティスト作品の相場などを調べておきましょう!
価値が下落する場合がある
購入したNFTは、価格が上昇することもあれば下落する可能性もあります。
慣れないうちは価格が高騰しているものではなく、なるべく安価なNFTを購入することをおすすめします。
購入者の資産状況にもよりますが、仮に購入したNFTの価値が0になってもいいと思える程度を目安にしましょう。
ガス代(手数料)がかかる
NFTを取引する際には、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。
NFTの購入時や出品する際などに発生するものですが、取引のタイミングによって料金の差があります。
まとめ
最後に、この記事で紹介したポイントをまとめます。
- NFTを購入するためには暗号資産(仮想通貨)の用意が必要
- NFTは転売して稼ぐこともできる
- NFTを持つことで暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術についても学べる
- NFT購入時には適正価格やガス代に注意する
NFTの購入にあたってこの記事が参考になれば幸いです。
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