Coincheck NFT（β版）とは？始め方や特徴をわかりやすく解説

Coincheck NFT（β版）は、暗号資産交換業者が運営する国内初のNFTおよび暗号資産取引ができるマーケットプレイスです。

NFTの多くは、イーサリアムなどの仮想通貨で取引されることが多く、いわゆるガス代と呼ばれる仮想通貨取引にかかる手数料が発生が、NFT取引におけるひとつのデメリットでした。

Coincheck NFT（β版）は、従来のNFT取引において課題とされていた、スケーラビリティ（拡張性）問題から発生するネットワーク手数料（ガス代）の高騰や複雑な取引方法などの課題を解決したオフチェーンのNFTマーケットプレイスとして誕生しました。

この記事では、Coincheck NFTの始め方や特徴をわかりやすく解説していきます。

※β（ベータ）版とは、ソフトウェアの正式版（製品版）を発売・配布する前に試用のために提供される、開発途上のテスト版のこと。

Coincheck NFTの始め方
Coincheck NFT（β版）の特徴
1. 取扱タイトル

Coincheck NFTの始め方

Coincheck NFT（β版）でNFT取引を始めるにあたっては、仮想通貨取引所の「Coincheck」へのアカウント登録や「MetaMask」と呼ばれる仮想通貨やNFTを一括で補完・管理できるソフトウェアウォレットのインストールが必要となります。

Coincheckに登録

Coinchec NFT（β版）を使うには、Coincheckアカウントの登録と口座開設が必要になります。

口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。

アカウント登録時に本人確認が必要となりますが、「居住国が日本」かつ「18歳以上74歳以下」であることが条件となるので注意してください。

MetaMaskをインストール

次に、仮想通貨やNFTを管理するためのウォレット「MetaMask」のインストールを下記の手順で行います。

Coincheck NFT（β版）へアクセスする。
「マイページ」へ進み「MetaMaskをインストール」から取得する。
「MetaMaskに接続」をクリックし、連携する。

NFTの取引と管理方法

Coincheck NFT（β版）で購入したNFTは、MetaMaskの連携が完了すると、NFTの入庫・出庫が可能です。

NFTを買う際は、アイテムの検索画面からNFTのジャンルなどを絞り込み、欲しい商品を見つけます。

ユーザーが所有しているNFTは、「入庫前NFT」に表示されるようになります。NFT商品を選択すると、「入庫」ボタンで入庫を行います。入庫を行うと、所有するNFTを出品することができるようになります。

Coincheck NFTに出品する際は、マイページの「入庫済みのNFT」からアイテムを選択します。

購入したNFTをゲームなどで使用する場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。Coincheck NFT以外でNFTを利用する場合はアイテムを外部に送り、ウォレットなどの保管場所に移動する必要があります。

オファー機能

オファーとは、買い手が希望購入価格を提示し、NFTの所有者が承諾すればその金額でNFTを購入できる機能です。

Coincheck NFT（β版）に入庫されている自分以外のユーザーが保有しているNFTであれば、出品・未出品に関わらず、すべてのアイテムに対して実行することができます。

ただし、他のユーザーが既にオファーを出している場合は、それよりも高い価格でしかオファー申請できません。

Coincheck NFT（β版）の特徴

Coincheck NFT（β版）には以下のような特徴があります。

Coincheckの口座があれば誰でもNFTの出品・売買が可能
対応している仮想通貨や取り扱いタイトルが多く、仮想通貨はイーサリアムを含む17種類の通貨が決済に対応
Coincheck NFT（β版）での取引はオフチェーン（ブロックチェーン上には記録されない取引）のため、ガス代（仮想通貨の取引をブロックチェーン上に記録するための手数料）が不要
口座開設が簡単で、最短1日で審査が完了

取扱タイトル

Coincheck NFT（β版）では現在、『CryptoSpells』『The Sandbox』『NFTトレカ』『Sorare』『Meebits』『TOMO KOIZUMI』『Decentraland』『Art Blocks』『Generativemasks』『Otherside』『Moonbirds』『3D Generativemasks』『ENS（Ethereum Name Service）』『NOT A HOTEL NFT』『元素騎士オンライン-META WORLD-』の計15タイトルを取り扱っており、今後も随時追加予定とされています。

NFTゲームも取り扱っており、人気で魅力的なタイトルが多い印象です。NFTゲームについては下記の記事でも紹介しています。